CANバスラインの点検 その2

前回より続きます

通信停止が確認できたらサーキットテスターを使用して、CANバスラインの抵抗を測定します。
正常であるならば60Ω±10%ほどの数値を示すはずです
通信途絶のECUがある場合はECUを取り外してCANバスラインのコネクター(ワイヤーハーネス側)の抵抗を測定します。
通信途絶のECUが親ECUの場合、測定値が120Ω±10%ほどであればCANバスライン側には問題ないことになります。取り外したECU側に故障があることが予想されます。

通信途絶のECUが親ECUでない場合、CANバスライン側の抵抗は60Ω±10%ほどの抵抗値を示します。その場合はやはり取り外したECU側に問題があると予想できます。
60Ωより20Ω程度以上抵抗値が多ければ、CANバスライン側に接触不良などが考えられます。
逆に抵抗値が小さければCAN-HiとCAN-Lowとの短絡などが考えられます。CAN-Hi、CAN-LowとCANバスライン以外のハーネスとの短絡も考えられます。

以上でECUの不良が考えられる場合は、ECUを再度CANバスラインのコネクターに接続して、それ以外のECUをコネクターから取り外し、DLCの6番ピン、14番ピンでオシロスコープで波形を観測してみます。
CAN-Hi,CAN-Low共に上下対称の波形が観測されるようであればコネクター部の接触不良などが予想されます。
波形が観測されないようであれば問題のECUの電源電圧、アース回路の点検を行います。

今回のプリウスの場合、波形は観測されませんでした。
パワーマネージメントECU(30はHVーECU内蔵 親ECUです)  これの電源電圧不良です。 上流側にあるリレー不良でした。

結果からいうとリレーという部品1つ悪いだけだったのですが、今回の車両で私は強い危機感を覚えました…

この内容が皆さんのお役に少しでもたてば幸いです。

CANの参考波形事例を載せておきます
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以上はあくまでも私個人での点検方法、結果です。間違えもあるとおもいますのでご注意を。

A先生ありがとうございます

次回その3に続きます
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